当店は動物看護士ライセンス取得者(元動物看護士)なので、
歯石予防・歯石取りもトリミングと同じく値段をお安く提供できます。
そして動物病院と同じく、ワンちゃんに無理のない
安心安全な超音波の機械による歯石取りを導入しております。
「無麻酔の歯石取り」はよくないとおっしゃる先生が多いですが、その先生がおっしゃる「無麻酔の歯石取り」は、スケーラーという小さな彫刻刀のようなもので歯石をオールハンドで削り取ることを指しています。ほとんどのペットサロンはそうした方法で取っていますが、その方法は歯のエナメル質に深い無数の傷をつけることになるので、動物病院の先生はあまり推奨していません。そしてその仕方では内側の歯石や細かい歯石を除去することはできません。
それに比べ超音波の歯石取りは、毎秒2万ヘルツ以上の音波振動で歯から歯石を浮かせて取って行きます。歯への傷が少なく済むので、多くの先生は超音波機器による施術を推奨しています。
当店はその超音波機器の歯石取りを無麻酔で行っています。
他で除去できなかった細かい場所や歯の裏側、すでにグラついている歯の歯石も超音波で取ることができます。
それと超音波歯石取りは続けて行くことで歯石が付きにくくなる傾向があります。
人間の音波歯ブラシと同じような振動がありますので、最初は怖がる子も多いですが、トリミングのバリカンの音や振動と同じように 若いうちにその振動に慣れておくと、歳を取ってから、白内障などで目が見えなくなってからも恐がらずに施術できるようになります。
逆に目の見えない子が初めて超音波歯石除去行う場合、歯の振動が恐くて嫌がって施術できない場合もございます。なので若い年齢からデンタルケアをしておくことが、歯の寿命を長く保つ秘訣となります。
老犬の歯はボロボロであるのが当たり前でしたが(特に小型犬)、近年では犬も歯磨きや歯石取りをまめに行うことで歯の寿命を長く保てるようになりました。
放っておくと歯周病になり、痛みを伴うばかりか気づいた時には、歯が抜け落ちてしまいます。『最近食欲がなく元気がない…』という原因が歯周病であることも少なくありません。
犬は毎日歯磨きをしないので100%防ぐことは難しいですが、何でも食べられる喜びを、少しでも長くしてあげたいものです。
歯磨き&口臭、超音波歯石取り(無麻酔)
超音波無麻酔歯石取りの機器は人のものと同じものです。ご存知のように機器の先端からは少量の水が出てくる仕組みになっております。
お口の中を洗浄&歯石の洗浄に必要なものです。
ただの水なので飲み込んでも害はありません。
ですが口周り、あご下の飾り毛が、唾液や除去した歯石などで汚れるため、乾かしてお返しいたしますが、洗浄はいたしませんので、臭いが残ります。綺麗に洗い流すためにも、その犬種のシャンプーコースをセットにすることをお勧めいたします。
施術の仕方は、トリミングテーブルの上でお座りをして施術いたします。
⇑ケープを付けて 超音波無麻酔歯石取りをするマロちゃん。
そのため、トリミングショップに行ったことのあるワンちゃんであれば特別恐がることもなく、いつものトリミングの延長で施術するといった形になります(*^-^*)
~・~・~料金~・~・~
歯磨き(税抜き)
・小型口腔¥800 ・中型口腔¥1200
(生後6か月未満は¥500~)
超音波無麻酔歯石除去料金表(税抜き)
・小型口腔犬/8800円
prevent料金 3カ月以内/5800円 4カ月以内/6800円
・中型口腔犬/10800円
prevent料金 3カ月以内/7800円 4カ月以内/8800円
トリミング(シャンプーコースかシャンプーカットコース)と一緒の場合1000円引きになります。
注意)お支払いは現金のみになります。
prevent=プリヴェント予防・・・歯の様子を診させていただきたく、3~4か月の割引期限をつけております。
年に最低3~4回は歯の様子を診せていただきたい、
そして 飼い主様もうっかり忘れて1年も放置・・・と ならないためにこのような料金となっております。
お預かり時にワンちゃんの歯を見せていただきます。その時点で咬みつく行為があった場合超音波の機器による歯石除去はできかねますので、ご了承ください。その際は診察料として¥1800円(税抜き)だけいただきます。大変申し訳ございませんが、お願いいたします。
通常動物病院で、2万円前後の歯石取りが、当店ではお安く、愛犬に負担も少なく施術できるので、ワンちゃんが超音波無麻酔歯石除去に慣れてさえしまえば、この先シニアになっても歯の施術が行える点でも非常にお勧めです。
↓超音波なら内側も綺麗になります。
歯石について
まだまだ 歯石というものが何か。。。
歯石がたまるとどうなってしまうのか・・・
ワンちゃんのデンタルケアの必要性が、初めて犬を飼った飼い主さんには浸透していないようなので、歯石の説明をしたいと思います。
~~歯石とは~~
歯石は歯に付いた食べカスに、唾液中のリン酸カルシウムなどが作用し、石のように固まって、歯にこびりついたものです。成犬の唾液の成分では、3日~5日で歯石化が始まります。歯石を放っておくと、歯周病(歯槽膿漏 歯肉炎 歯根膿瘍など)になり、歯が抜け落ちてしまいます。
~~デンタルケア&歯石取りの必要性~~
まめな歯磨きで、歯石の付く速さを遅らせることはできますが、人間と同じで年齢とともに、歯肉は衰えてきますので、デンタルケアをしていても、歯周病になってしまうワンちゃんがほとんどです。
ただ、デンタルケアをしているワンちゃんと、していないワンちゃんは歯の寿命が確実にちがってきます。
歯磨きや歯石取りは1度したからもう大丈夫というものではなく、何度も何度も定期的に行って、歯周病になることを防ぐ・または進行を遅らせるために歯磨きや歯石取りをするのです。そこは人間の歯と同じと考えていいでしょう。
*動物病院での全身麻酔による歯石取りは、ワンちゃんが眠っている間に除去するので、1度に内側まで綺麗にすることができますが、全身麻酔でのリスクが伴うことと、値段が高い(2万円~)という理由で歯石を貯めてから取る方が多いようです。病院でもそういった理由から ある程度歯石を溜めてからの施術をお勧めするところがほとんどです。ですが、歯石は貯めてから取るのではなく、(貯めてからでは歯周病になるリスクが高まります)少しでもついていたら、まめに取るよう心がけることが、歯の寿命を延ばすことへとつながります。
これは1度もデンタルケアをしてこなかった6歳のプードルの歯です。
ここまで歯周病が進行している場合、歯石を取り除いても、歯周病が治ることはありません。
歯ぐきが弱くなり いずれは歯が抜け落ちてしまいます。
ですが、歯石を取ることで、進行を遅らせることができます。
そしてこちらは11歳のトイプードル。2歳から当店でデンタルケアをし、現在は月1回歯石取りをしています。
注目すべきはこの11歳のプードルの歯ぐき。
歯周病がまったくなく、きれいです。
歯は老化とともに少し黄ばんできていて、もちろん歯石も付きます。
ですが、このまま行けばこの子は15歳になってもこの歯を保っていると思われます。
デンタルケアをしているからといって、一生きれいな歯でいられるとは限りませんが、
固いものをかむ喜びを、少しでも長くしてあげたいものですね。
チワワのナムちゃん♪↓
↓超音波ならすでに歯周病のぐらぐらした前歯も綺麗になります。(オールハンドではできません)
歯の写真からは想像もつかないほど ナムちゃんはこんなに可愛い子(*^-^*)
えらいぞ!ナムちゃん、よく頑張りました(*^-^*)