*現在は既存のお客様のみ施術しております。
その他、ご新規のお客様は応相談。
超音波無麻酔歯石取りの流れ
①診察…お預かり時に飼い主様と一緒に、歯の状態を見て行きます。(この時点で暴れたり、噛みつく行為があった場合は施術はできかねます。)チェックし終わったら、ワンちゃんを1時間ほどお預かりいたします。飼い主様とは暫しのお別れです。
②超音波機器による歯石除去… 施術台(トリミングテーブル)乗って 時間をかけて超音波の振動に慣れていってもらいます。その際、暴れたり、極度の緊張が見られる等、施術できない場合もございますので予めご了承下さい。歯科用超音波で歯を綺麗に致します。
トリミングテーブルに座り、ケープをつけて 超音波の施術を待つミニピンのマロくん。
③ポリッシング・オゾン水で殺菌洗浄…ポリッシング処置で歯の表面を滑らかに仕上げした後、口内炎やお口の臭い軽減に効果があるオゾン水でお口の中を洗浄致します。
③仕上げの歯磨き…歯茎を引き締める歯磨き粉を使い優しく歯磨きしながら歯茎全体に行き渡らせます。お口周りや首回りが濡れてしまっているので、ドライヤーで乾かしていきます。
④お迎え…お預かりから終了まで初回は60分ほどかかります。2回目からはワンちゃんが慣れてくると30~45分になってきます。
超音波の機器は人のものと同じものです。ご存知のように機械の先端からは少量の水が出てくる仕組みになっております。お口の中を洗浄&歯石の洗浄もいたしますので、口周り、あご下の飾り毛が汚れます。ドライヤーで乾かしてからお返しいたしますが、匂いが残る為、その犬種のシャンプーコースをセットにすることをお勧めいたします(2回目以降)。ただし初来店の場合は、預かり時間を短くしてあげたい為、超音波歯石除去のみの施術お勧めいたします。
料金(税抜き価格)お支払いは現金のみとなります。
小型口腔
初回9680円~
3カ月以内 6380円 4ヶ月以内 7480円
中型口腔(Wテリア,シュナウザー,Jラッセル,ノーフォーク,ケアーン等)
初回 11880円~15800円
3カ月以内 8600円~ 4ヶ月以内 9700円~
歯の様子を診させていただきたく、3ヶ月・4ヶ月の期限をつけております。年に最低3~4回は歯の様子を診せていただきたい、そして 飼い主様もうっかり忘れて1年も放置・・・と ならないためにこのような料金となっております。
注意:
・無麻酔のためワンちゃんによっては、怖くて暴れてしまったり、機材を咬んでしまったりして 施術ができない場合もあります。(当店は嫌がるワンちゃんを押さえつけて施術をするようなことはいたしません。)その場合、歯石除去の料金は発生しませんが、お時間を取ってしまっているため、診察料&歯みがき料金として1980円と、なります。チャレンジしてみないとわからない所なので、何とも言えませんが、出来ない場合もあるということをご承知の上、ご予約をお取り下さい。
・初めて無麻酔超音波を施術する場合、施術できた場合でも、ほとんどのワンちゃんが歯を食いしばってしまい、内側の施術ができません。2回目、3回目と徐々に慣れて行くと、口の力を緩めてくれるようになります。内側にも歯石が付着している場合は無理はさせずワンちゃんが超音波に慣れてくれた頃に少しずつ除去していくようにしております。確実に1度で綺麗にしたい場合は、病院での『麻酔を使用した歯石取り』をお勧めいたします。また、すでに歯周病が進行しているワンちゃんも、動物病院での施術をおすすめいたします。
・小型犬のみご予約受付いたします。柴犬やコーギーを含め、それ以上の大きさの犬種は基本的にはお断りしています。
歯磨き ・小型口腔¥880
・中型口腔¥1100
当店は動物看護士ライセンス取得者(元動物看護士)なので、歯石予防や超音波機器の歯石取りを20年以上前から施術をしています。
ワンちゃんに無理のない
安心安全な超音波の機械による歯石取りを導入しております。
1本1本の歯に超尾音波を当てることで歯を綺麗にし、結果、歯垢や歯石も除去されます。すでにグラついている歯の歯石も超音波で取ることができます。
一昔前は、老犬の歯はボロボロであるのが当たり前でしたが(特に小型犬)、近年では犬も歯磨きや歯石取りをまめに行うことで歯の寿命を長く保てるようになりました。
放っておくと歯周病になり、痛みを伴うばかりか気づいた時には、歯が抜け落ちてしまいます。『最近食欲がなく元気がない…』という原因が歯周病であることも少なくありません。
医療の発達から、犬の寿命が延びていく中、犬の歯の寿命は昔のままであるのが現状です。
愛犬の歯周病を100%防ぐことは難しいですが、何でも食べられる喜びを、少しでも長くしてあげたいものです。
ご相談ご予約はTEL055-955-4500
歯石について
まだまだ 歯石というものが何か。。。
歯石がたまるとどうなってしまうのか・・・
ワンちゃんのデンタルケアの必要性が、初めて犬を飼った飼い主さんには浸透していないようなので、歯石の説明をしたいと思います。
~~歯石とは~~
歯石は歯に付いた食べカスに、唾液中のリン酸カルシウムなどが作用し、石のように固まって、歯にこびりついたものです。成犬の唾液の成分では、3日~5日で歯石化が始まります。歯石を放っておくと、歯周病(歯槽膿漏 歯肉炎 歯根膿瘍など)になり、歯が抜け落ちてしまいます。
~~デンタルケア&歯石取りの必要性~~~
まめな歯磨きで、歯石の付着や、付着する速さを遅らせることはできますが、人間と同じで年齢とともに、歯肉は衰えてきますので、デンタルケアをしていても、歯周病になってしまうワンちゃんがほとんどです。
ただ、デンタルケアをしているワンちゃんと、していないワンちゃんは歯の寿命が確実に変わってきます。
歯磨きや歯石取りは1度したからもう大丈夫というものではなく、何度も何度も定期的に行って、歯周病になることを防ぐ・または進行を遅らせるために歯磨きや歯石取りをするのです。そこは人間の歯と同じと考えていいでしょう。
これは1度もデンタルケアをしてこなかった6歳のプードルの歯です。
ここまで歯周病が進行している場合、歯石を取り除いても、歯周病が治ることはありません。
歯茎が弱くなり いずれは歯が抜け落ちてしまいます。
ですが、デンタルケアを続けることで、進行を遅らせることができます。
そしてこちらは11歳のトイプードル。2歳から当店でデンタルケアをし、現在は月1回歯石除去をしています。
注目すべきはこの11歳のプードルの歯茎。
歯周病がまったくなく、きれいです。
歯は老化とともに少し黄ばんできていて、もちろん歯石も付きます。
ですが、このまま行けばこの子は15歳になってもこの歯を保っていると思われます。
デンタルケアをしているからといって、一生きれいな歯でいられるとは限りませんが、
固いものを噛む喜びを、少しでも長くしてあげたいものですね。